第41回日本小児遺伝学会

大会長挨拶

第41回日本小児遺伝学会 学術集会
大会長  水野 誠司
(愛知県心身障害者コロニー中央病院 副院長・臨床第一部長)

 このたび日本小児遺伝学会第41回学術集会を名古屋にて開催させていただくことになりました。学会は発展著しい名古屋駅前のウィンクあいちで開催いたします。
 日本小児遺伝学会はその始まりを1978年に遡ります。名古屋の地では過去に第25回の福嶋義光先生、第37回の齋藤伸治先生が大会長を務められています。過去の大会と同様に有意義な学会運営をめざして一同鋭意準備を進めています。
 小児遺伝学はともすると稀な疾患を扱う特殊な分野という印象を持たれます。実際に対象患者の多くは稀少疾患でそれを専門とする医師も限られているために小児科学会の分科会の中でも最も会員数の少ない学会の一つでした。しかしながら近年の遺伝学的検査法の進歩によって、様々な稀少疾患の原因が明らかになっただけではなく小児科医が日常的に診療するてんかんや血液疾患、循環器や新生児の疾患などにもその遺伝学的な背景があることが明らかになりました。また知的障害や発達障害を伴う成長や発達に違いのある子どもたちも、近年明らかになった遺伝学的なメカニズムからその多様性の説明が可能となっています。全ての分野の小児科医が診療を進める上で遺伝学的な理解が求められる時代が訪れたと言えましょう。
 この趨勢を鑑み今回のテーマを、『子どもを理解する小児遺伝学 - 多様性と病態の解明 -』と いたしました。

 遺伝学やゲノム医学を通して子どもの理解を深め、子どもの医療の発展への契機となることを願って学術集会を開催させいただきます。今までに参加したことのない先生方にも気楽にご参加いただける敷居の低い学術集会を目指しています。
 小規模の学会のため会場は狭く、自前で多くを運営するためにご不便をおかけする点もあるかもしれません。是非皆さんのお力でこの学術集会を盛り立てていただたけるよう積極的なご参加をお願い申し上げます。